人類一掃計画 [見る&読む]
正月2日、渋東タワーへ映画「地球が静止する日」へ~♪
予告編にひっかかって映画館へ足を運んだ口ですが、VFXだけは立派なれど、映画自体はあまりの駄作・・・、退屈なので居眠りしました。
脚本と監督の力不足ありあり・・・。
椅子から転げ落ちそうになったのが、人類を一掃しようと考えているエイリアン「クラトゥ」が、以前から地球に潜入させているスパイのウー老人(中国系です)に意見を求めるシーン(なんと、場所はマック!)、かなりの予算と時間をかけた人類抹殺計画という国家的なプロジェクトの割には、彼とは長年連絡不能で、例えばメールで情勢報告も受けていなかったらしい・・・・???
左が原作本、1951年にあのロバート・ワイズ監督が映画化し、SF映画の古典なのです。
右は、今回の「地球が静止する日」のノベライズ本。
最近のハリウッド映画はリメイクが多い・・・。行き詰まっているんでしょうかねえ。
http://www.delta-g.org/news/2008/10/post-216.html
もうひとり?の主役はエイリアンのパートナーのロボット、かつての映画は縫いぐるみだったけど、今回はCG合成でリアルです。おもしろかったのはロボットのシーンだけだったような・・・。
そのロボットだけど、原作本では最後に落ちがあります。
- 作者: ハリー・ベイツ
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/11/22
- メディア: 文庫
さて、エイリアン・クラトゥさんが殺害された後日談~♪
巨大ロボットは「私が主人なのだ( I am the Master )」・・・と明かします。つまりエイリアン「クラトゥ」はヒト型サイボーグの召使いだったのであります。
メカ(機械文明)が支配する世界からやってきた、機械生命対人類存亡の戦い~♪
このテーマでは、ハードSF作家のグレゴリイ・ベンフォードのシリーズが有名です。
来年、登場する「ターミネーター4」もマシン文明による人類一掃計画!
ヒトのようなエイリアンよりも、ヒトが作り出したマシンが進化して、生みの親の人類に愛想をつかし、地球を救うために人類を抹殺する・・・設定の方が正しいと思いますね。そういうわけで「地球が静止する・・・」というより「思考が静止する・・・」ような映画を見てしまったような感じでした。
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