ツナミに負けないぞ!農業再生ドキュメンタリーを撮るのだ。 [農業]
雪をいただいた奥羽山脈を眺めつつ仙台へ~
山形の友人たちと仙台空港で待ち合わせ、阿武隈川河口の友人宅へ。
震災前は水田、畑が広がった田園地帯でしたがイマは見渡す限り荒野・・・。
杉、松が津波で流されても、大きなブナの木がしっかりと生き残っていました。
深く根を張るブナはしっかり水を貯めます。縄文時代から日本の森の主役です。ブナが極相林を形成し深層風化してもろい花崗岩の日本の山を支え、水源の森が里山を潤して瑞穂の国を守ってきたことを思い出します。しかし、戦後日本の林野行政はブナを無駄な木(ブナ=橅)として皆伐作戦を展開しそれを「橅退治」と称していました。
20年前、仙台~山形時代にコメと農業、自然環境などをテーマに取材していたので、その時の方々とイマも交流を続けています。そうしたメンバーが、津波で壊滅的な被害を受けた友人農家のお手伝いにきたというわけです。
そこで、ボクとしては津波からの農業復興の過程をドキュメンタリーにすることを思いつき、第1回目の撮影を行ったというわけです。
今年は畑作をスタートさせました。来年は稲作を復興させます。問題は山積みですが昔から元気のある農家をやってきた友人は意欲満々です。しかし、周辺の復興は遅れが目立ちます。TPPなどを進める政治が農家の意欲を奪ってきた中で、今回のツナミが心まで折ってしまいました。
昼ご飯は名物「ほっきごはん」。産地はどこなんでしょうかね。
阿武隈川の上流は福島。メルトダウン原発の放射能は歓迎されざる客となって河口から海へ。
かつてゼッタイ安全ですとイマにして思えば全く根拠のない保証で、チェルノブイリ取材に送り出され、爆発した4号炉と背中合わせの2号炉なども撮影したことがありますが、帰国後気のせいか呼吸器系がやたら弱くなりました。
もっとも、あとわずか?な余命を考えるとどうってことありませんね。
「ほっきごはん」を美味しく頂きました。また食べたいな・・・。
横須賀線ができて便利になりました。東京から武蔵小杉まで20分弱。
「農業再生ドキュメンタリー」は、来年の稲刈りまで2年間取材する予定です。
しかし、赤字プロとしてはどうやって経費を捻出するか? 頭のイタイところです。
とりあえず年末は、20年続いている「コメ・農業大忘年会」を岩沼で開催するので、今年の撮影分を上映する予定です。
そういうわけで、スポンサー&カンパ受付中 ~
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