八丈島へ大分から30人のツアー [八丈島]
きょうは久しぶりに八丈島へ~。まず空港でいつものホットドッグでウオーミングアップ。
ここはホンモノのソーセージを使ったホットドッグが美味いのです。ネコもしゃくしもなぜか「あらびき」 ソーセージだけど、やはり肉だけをつかったほそびきのほうがいいと思いますけどね。
ガイドのみなさんとビジターセンターで一休み~
八丈島をおとずれたのは大分・歴史と自然を学ぶ会の一行30名です。
事務局をしている徳永さんは、元NHK大分ビデオクラブの会長、それが縁で大分と東京をお互いにいったり来たり・・・。
こんかいはるばる大分から30名をひきつれて八丈島の歴史や自然を学ぼうというわけです。
狭い島国日本が領土を拡張するには、西の島のように火山活動しかありません。
それとも、中国みたいに居直り強盗して領土拡張するか・・・。
八丈島は二つの海底火山が噴火してその溶岩がつながった「ひょっこりひょうたん島」みたいな島です。中国も領海内で海底火山が噴火するのを待ってはどうですかね。
夜~
ホテルのロビーに変な蝋燭?・・・と思ったら電灯。 (実際はコップの中にjはいっている)
多摩ビデオクラブの荒木さんも、こんな感じのまたたく電池蝋燭を開発しましたがライバルがデビューしているんですね。、
大分のみなさんと島の居酒屋「でこでこ」へ。
八丈のディープな食の世界を味わいます。
ごぞんじ! 「島寿司」。
島焼酎のみつつ、ウオルター・マーチ「映画の瞬き」を再読。
ウオルター・マーチは、ハリウッドを代表する編集マンです。フィルム編集からデジタル編集へとシフトしながら編集の本質をよく理解している編集マンです。、誰でも使えるMACとFCPで編集した映画「イングリッシュ ペイシェント」では、アカデミー賞候補にもなりました。何度読み直してもその都度、編集とは何か考えさせられる本です
土曜日は国立劇場で世界舞踊祭2014の収録があるため、2日間大分のみなさんと過ごした後、後ろ髪を引かれるようにして島に別れをつげました。
「おじゃりやれ 八丈へ」 (おじゃyりやれ=きてくださいの島言葉)
隠れ家 [八丈島]
きょうも、八丈島は晴天~
だいたい、ワタシゃ晴れ男の類で、八丈で雨に祟られた・・・なんてことは殆どないのです。
この時期、八丈の海はいちばん透明度が高いのです。
今回のお宿はスローハウス「緑のモーツアルト」。
このペンションは一日限定 2組だけ。スローライフの宿です。
交響曲第40番を聞きながら朝ご飯~
今回は研究会のメンバー、フクちゃんと同行二人の旅です。
FOMAモデムとネットへアクセス。
かぐわしき初夏の風が吹き渡り、俗世界を忘れるひとときであります。
独特のドーム状の屋根が目印です。
夜~
オーナーのご主人が音楽業界の方なので、管球アンプ+自作スピーカーが自慢の音空間~
自分のCD持参で訪れる方もいるとか・・・。
八丈島には、こうした隠れ家がいろいろとあって、これも八丈の魅力の一つです。
向こうは八丈小島、いちめんにアシタバ畑。
海と空と流れる雲、一日見ていても飽きることはありません。
死んで千の風になるのもいいけど、雲になってあちこち気ままに流れるのもいいですね。
さすらう雲が、海や八丈小島に影をおとしながらゆっくりと流れていきます。
八丈の夏のご案内は「プロジェクトウエーブ」へ! とっておきの旅を御案内いたします。
さて、プロジェクトウエーブの岩崎さんと、ハイビジョンで島の自然を記録しはじめて7年になります。
近く、その一部をWeb動画にして配信する「おじゃりやれ八丈島」計画をスタート。
お世話になっている島へ若干恩返できるかな・・・。
山頂へ [八丈島]
八丈・三原山山頂に立つ! (伊豆大島にも同名の山がある)
標高700メートルとはいえ、山は山~。三脚を担ぐのは、岩崎さんの得意とするところ。
なにせ、ジジイカメラマンがカメラと三脚など担いで・・・というワケにはいきません。
三原山山頂を究めた?のは、この10年で今回が2度目。そんなにくるところではないのです。
沖の島が無人島の八丈小島。手前が八丈富士です。
八丈島はこの三原山と、八丈富士の二つの火山の噴火で形成された島です。
上空から見るとひょうたん型をしているのはそのせいです。
元祖・ひょっこりひょうたん島!の名乗りを上げています。
八丈島は火山活動で生まれた島です。カルデラを見下ろしたところです。
幻の沼~
オオバエゴノキの花の中で、花粉だらけのハチがせっせと蜜を集めていました。
ヒルは「冷やしカツソバ」(うどんもあり)。隠しメニューなので、観光客は知らないかも。
ボリュームいっぱい。冷たいスープと揚げたてカツのコンビネーションが旨いのです。
コバルトブルーの海と黒い砂、新緑が目にしみる黒砂砂漠へ。
ドーバーの白い崖じゃなくてこちらは黒い崖です。
海岸を歩くにはサンダルです。
前回、まめカムで磯の小動物を撮影しているときに、岩場で転んでしまい、危うく救急車のお世話になるところでした。(ちょっと大げさ・・かな)
末吉の海岸は島のサーフポイントです。
海岸で再び夕陽の撮影。
しっかり、水平線に落ちるところを撮りたい~。昨日は、途中で厚い雲に隠れちゃったもんね。
撮影は1秒に1コマ撮影のインターバルモードにします。
午後5時撮影スタートで、2時間の撮影になるのでバッテリーは、怪しい自作の外部バッテリー。
使いにくいカメラだけど、EX1Rのインターバル撮影は楽ちんです。
缶ビール飲みながら、せっせと確実に記録してくれました。
CX550で、ややアップ気味に撮影しました。
今回は、ばっちり水平線に消えていくところを撮ることができました。
また、明日会おうね~
最後にホタル水路でヘイケホタルを観察にいきました。
八丈には、ヘイケホタルもゲンジホタルも同時に見ることができます。
映像をチェックしつつ、晩ご飯~
2010・八丈プロジェクト [八丈島]
八丈小島に沈む夕陽、東京から290㎞、まるで瀬戸内海みたいに穏やか~
八丈でエコツーリズムのプロジェクトウエーブを主宰している岩崎さんといっしょに「八丈島の自然」をハイビジョン撮影して5年目の夏!
機内で週間ポストを読む。もちろん、話題の「尻」ではなくて・・・
週間ポストがこのところ特集している「官房機密費」シリーズ。
かなりの政治評論家、ほとんどのマスコミがこの賄賂みたいなカネをもらっていたそうで、週間ポストの記事に戦々恐々らしい。私の経験でも10年ほど昔のことになるけど、「奥さんの誕生日にプレゼントを贈った」と,政権与党からマスコミ関係者の携帯に連絡が入った現場に居合わせたことがある。執拗な反民主、反小沢キャンペーンの背景を伺わせる。民主党の支持率低下にストップをかけるには、「おねだりリスト」を、公開するしかないのかも。
最近、フリーのジャーナリストの上杉 隆さんの活躍がめざましい。しかし、毒まんじゅうを食べた連中が半ダースほどいる某TV局からは、上杉さんの抹殺指令がでたとか・・?
今回は八丈島においてある三脚を更新するため、荷物が増えてしまった。ひとりでやる限界をちょいと超えてしまいそう。幸い、足腰はまだ大丈夫なのでよろよろと空港へ~。
今回のカメラはPMW-EX1R。ネイチャー撮影には、向いていないカメラだけど今回はガマン。
次回はぜひ、PMW-329+20倍ズームにしたい~
八丈島も朝晩は冷え込み、積算気温も例年よりかなり低いようだ。
ハイビスカスもこの時期は、まだ小ぶりだ。
海岸の初夏の花のクローズアップなどを撮影した後、新築移転の「空間舎」へ~。
カフェ&手作り工房の空間舎は、土台から一切合切が手作りの家だそうで存在感がいっぱい。
← 入り口の睡蓮
瓶の中に配置された花や葉の配置に、主の美意識が伺われますね。
夏の八丈島を楽しめるおすすめスポットの一つ!
ちょいとリフレッシュしたあと無人島・八丈小島に沈む夕陽を撮影。
いぜん、このあたりをUFOが飛び回っていた事件が地元紙に掲載されたことがある。しかし、私には見えないらしく、未知との遭遇はまだない。
岩崎さんちの島ネコ。
こちらは、友人のロシアンブルーネコ。アタゴオルの「ひでよし」みたい~
八丈プロジェクトチームと、「でこでこ」で晩ご飯。
八丈で飲む酒は、もちろん島焼酎。
食材はすべて島で採れたものばかり。タケノコだけでこんなに種類豊富。
このところARさまと若干飲み過ぎの傾向ありなので、今夜はロックではなくて、アシタバ割り。
タケノコ、キンメダイの塩漬け、里芋のコロッケ、島寿司・・・。
八丈島の観光客はかつての半分、東京から飛行機で1時間足らずの楽園に「呼び戻せ観光客!」。
八丈島の自然をハイビジョンで記録する八丈プロジェクト、2010年のスタートです。
トビウオおねえさん~♪ [八丈島]
中華街・招福門です。
昨夜は、11人集合して宴会しました。
ゲストはこの方、八丈島の岩崎さんです。
トビウオのポーズを決めたところ~♪
島では焼酎瓶(一升瓶)を抱えているというウワサですが、昨夜は紹興酒でした。
岩崎さんは、八丈島でエコツーリズムの理念に基づいて、プロジェクトウエーブをたちあげて頑張っておられます。最近は、島の天ぷら油を再利用して車の燃料(BDF)にするなど島の7賢人のお一人です。
八丈島では初めてのオイル王なのです。
岩崎さんファンクラブの幹部、西永&福山ブラザーズです。
このメンバーで、何度も八丈島撮影にでかけました。
右の美女は、NPO「よこはま里山研究所」の吉武研究員さま~♪
原生林から里山、そして海の孤島までヒトは生態系の一部にしか過ぎません。
自分の手の届くところからエコな生き方をしましょう~♪
年内には、秋の星座撮影で八丈へ行く予定です。
トビウオお姉さんは「Macpro」が入った重たいバッグを背負って、八丈へ飛んでいきました。
気がつけば・・・岩崎さんと八丈島の自然をハイビジョンで記録する「八丈プロジェクト」は、来年で3年目突入! 儲かったら(ムリ・・・?)、水中撮影用機材や簡易クレーンを使いたいですねえ。
夏・八丈は星と太陽の島 [八丈島]
八丈島の自然をハイビジョン映像で記録する「八丈島プロジェクト」は2年目に入りました。
プロジェクトウエーブの岩崎由美さんとスタートさせたものですが、天体関係はMADかとうの担当です。今回は久しぶりの真夏の撮影でしたが、プロジェクトウエーブはいま、最大の繁忙期・・。残念ながら岩崎さんはめちゃ忙しく、今回はわれわれだけで島を走り回りました。
ホテルの屋上は星の観察スペースになっていて、寝転んだまま夏の星座を観察できます。
カップルがお手々つないでロマンチックな一時を過ごすわけです。
そーいうわけで、寝椅子はふたつずつ点在しています。
さっそく屋上に機材をセット~♪
カメラはEOS40D、インターバルタイマー使用。
ほんとうはフルサイズ撮像板のEOS 5Dを使いたいところですね。
↑ 撮影はいずれもMADかとう。
数千コマのカットをEDIUSのタイムラインに並べて、ハイビジョン動画にします。
夜明け~♪
完璧な日の出を八丈で見るのは久しぶりです。
今回の八丈島合宿では日没、日の出ともばっちり撮影できました。
これは滅多にないことです。
鴨川林道沿いの小さな渓流で撮影です。
水の島、八丈のイメージを撮影しました。
なにしろ非常に滑りやすいところで、ネイチャー写真家はタイヘンです。
↑ MADかとう。皆既日食から水中まで幅広くやっております。
まめカムHD+水中ハウジング+フィッシュアイ~♪ で激撮!
ヒトの目線ではあり得ないカットが撮れるのがおもしろい~♪
八丈島にはこうした癒しのスポットがあちこちにあります。
しかし、その一方で島の価値を認識していない方々により、水源の森にゴミ処分場の建設が予定されていたりして、困ったものです。国立公園内にあるため、現在、環境省の認可待ち・・・。
昼ご飯は、郷土料理の店「いぞざきえん」。
ふるさと村の玉石垣です。
たぶん、半世紀前と同じ光景~♪
町営温泉「みはらしの湯」で、汗を流しました。
太平洋を眺めつつ温泉に浸るのは最高です。
今回はいつものメンバーに加えて、ソニーセミナーなどの「同僚」、写真家 吉住志穂さんも参加しての撮影合宿でした。どうやら、ネイチャー写真家の吉住さんは、八丈が気に入ったらしく、空港の売店でガイドブック「八丈島の植物ガイドブック」(岩崎由美さんら共著)を購入していました。
八丈島の海から山までのガイドのご相談はプロジェクトウエーブへ~♪- ショップ: ALLCAM
- 価格: 200,000 円
夏・八丈は豊かな水の島 [八丈島]
25日の八丈島は、朝からいい天気~♪
しかし、島の天気は女心のように変わってしまいます。
八丈島の足は、今回初めてレンタカーを使いました。
機材バッグは、PortaBraceのロケバッグです。
カメラ以外の撮影機材一式と島焼酎もばっちりです。
若手女性写真家 吉住志穂さま~♪
24~26日に予定していた朝日カルチャーのビデオと写真の「八丈島撮影合宿」の参加者が中止になったため、講師連中で予定通り合宿実行しました。
私はHVR-Z7Jにソニーのデジイチαの100ミリマクロレンズをセットして、クローズアップ撮影。
αのレンズをHVR-Z7Jにセットするには、コンバーターLA-100Wが必要です。
← LA-100W
Z7Jで接写するには、72㎜のクローズアップレンズNO.3あたりでもOKですが、画質を考えるとαの100㎜マクロレンズがGOOD!です。
← 100㎜マクロ SAL100M28
離島にしては水資源に恵まれた八丈島を象徴するカットです。
苔を流れ落ちる水が水玉になって小さな世界の大きな自然を魅せます。
ポットホールです。
かなり足場が悪いところです。
いつも空を撮っているMADかとうも、まめカムHD+水中ハウジングで、ポットホールの内部を撮影しました。
ポットホールの内部です。
昼は、エビ天つき冷やしたぬき蕎麦~♪
八丈は水の島、裏見の滝です。
灯台
沖合にあった雨雲が急速に近づいてきました。
猫カフェに避難しました。
路地の奥、隠れた人気スポットです。
初めての方は探すのが難しそうです。
さて、雨もあがったので夕陽の待つ海岸へ~♪
きのうの夕陽は水平線に沈む完璧な日没でしたが、きょうは雲が多くきれいな夕焼けです。
HD撮影可能なデジタルカメラが普通になり、写真家は動画もマスターしたほうがいいですね。
・・・というわけで、写真家 吉住さんにビデオ撮影の基本をコーチ。
日食ハンター・MADかとうです。撮影スタイルも決まっています。
撮影すんで夜もふけて、いつもの居酒屋「でこでこ」へ~♪
八丈に流された武将 宇喜多秀家の末裔にあたる喜多さんの店です。
地元の食材だけで八丈の家庭料理を味わいます。奥がふか~いのです。
夏・八丈は光の島 [八丈島]
八丈島はハイシーズン、大型観光船も来島して夏の島は賑やかです。
いまは花の少ない時期ですが、海岸ではアザミが咲いていました。
複雑な構造の蜘蛛の巣がありました。
真ん中に♀蜘蛛がいて周辺に♂蜘蛛を従えているようです。
カフェ「空間舎」で久々のかき氷~♪
今回は、朝日カルチャーで計画していた「八丈撮影合宿」が参加者が少なく中止になったために、講師だけででかけたものです。ま~そのぶんだけゆっくりできるのでこれまたOK!
同行メンバーは、皆既日食ハンターのご存じMADかとう、写真家 吉住志穂のお二人です。
八丈島の夕日スポットです。
カメラはHVR-Z7Jに、2/3マウントのキヤノンJ15レンズをコンバーターでセット。
無人島「八丈小島」の西側に夕陽が沈みます。
めずらしく視界を遮る雲もなく、完璧なサンセット~♪
月は東に、日は西に~♪
昼過ぎまで雨がふっていたので、光るキノコも元気です。
「ヤコウタケ」です。
光るキノコの仲間は世界で約50種類、そのうち八丈島で確認できたのは9種類以上(まだ種を同定できない新種?もあるらしい)
ヤシの畑で、ぼうっと浮かぶ幻想的な光るキノコは心に残るカットです。
SONY HVR-Z7J [HVR-Z7J]【新品・保証1年】HVR-Z7J
- ショップ: 家電ネットワーク
- 価格: 562,000 円
八丈島撮影合宿のお知らせ [八丈島]
東京から300キロ、太平洋に浮かぶ八丈島は、被写体としても魅力的です。
8月24~26日の3日間、八丈島で撮影合宿を行うことになりました。
報道カメラマン時代から、八丈島を担当してここ10年以上、フィールドにしています。
この撮影合宿は、工学院・朝日カレッジが募集しているものです。
八丈島は海から山まで魅力的な被写体がイッパイですが、今回の撮影はネイチャー系のビデオ撮影と編集、デジタル写真とのコラボで行います。つまりビデオと写真の先生、ネイチャーガイドのプロの三点セットなのです。
八丈島を知り尽くしている岩崎由美さんの案内で、自然観察のポイントを教わりつつ撮影~♪
いままでになかった野外撮影講座です。
また、夜は講師を囲んで島焼酎をのみながら作品の検討をします。
講師 ・・・ 写真・吉住志穂、ビデオ・hamapro,ネイチャーガイド・岩崎由美
宿泊 ・・・ 八丈ビューホテル
8月24日 13:00 八丈島空港ロビー集合
海辺、夕景、光るキノコなど撮影
21:00 講師を囲んで作品検討会など・・・
25日 日の出、野鳥、フィールド撮影、植物接写
夕食後 講師を囲んで作品検討会など・・・
26日 野鳥などフィールド撮影
島内観光
12:00 八丈島空港で解散 (予定は変更することあります)
合宿費用 68,000円(AAC会員は、66,000円)
* 八丈島空港までの航空運賃をご負担ください。
八丈の自然と向き合いながら、自然観察の基本をふまえたビデオと写真の濃密な3日間の合宿です。ただいま、参加者募集中です。
申し込みは、7月31日まで下記へ~♪
(株) 関東観光社 03-3576-5131
SOS! 八丈島 [八丈島]
きのう、永田町にある参議院議員会館会議室で開かれた「SOS! 八丈島が危ない」緊急集会をフリージャーナリスト!として取材してきました。
この問題は前にもこのブログで取り上げましたが、八丈島に最終ゴミ処分場ができることから問題になったものです。ゴミ処分場は欠かせないものですが、その場所が島の水源部、上水道の取水部より上に建設されるため、反対運動が起きているものです。
ゴミ処分場の建設そのものに反対しているわけではなく、「建設地」に反対なのです。
午前10時から始まった集会には、30人が参加しました。
八丈島はここ数日、天候不良で飛行機、船は欠航が続いているため、予定していた島からの参加者は空港に足止めされてしまい参加することができませんでした。
主催者側から唯一参加した「水海山(みずみやま)の緑と水を守る会」の藤井 真代さんが、ゴミ処分場建設と住民の反対運動の経過を説明しました。
院内で集会が開かれるよう尽力した参議院議員の川田龍平さんが「子どもたちの未来のために、島の人たちはもちろん、島外の人たちも考えなければいけません」と挨拶。
去年、現地調査をした日本環境学会の技術士 坂巻幸雄さんから水源部に建設する処分場の安全性について疑問を投げかける報告がありました。
島の水源の森、標高400㍍に建設が決まっている処分場(↑ 右上)
その下流部に、上水道の取水場(↑ 左)
そして、島は水をよく通す火山灰層で形成されている。
処分場は、遮水シートで覆うので安全とされているが、遮水シートの寿命は15年(もっと短い場合もある)
環境アセスを避けるなど、まじめに検討したとは思えない。
大規模な地下水汚染を引きおこす恐れがある・・・と述べました。
八丈島の水源の森に建設されるゴミ処分場の問題は、いまの日本がかかえる構造的な問題を分かりやすく示しています。役人とゼネコンの癒着です。適度の反対運動はゼネコンに利益をもたらすといわれていますが、今回も建設費20億円にプラスして7億円の予算が追加されました。住民の不安に対応するためだそうです。
八丈島は国立公園に指定されています。ゴミ処分場は厳しく規制されるハズですが、環境庁は例外規定でOKを出しそうな雰囲気です。こうした工事については東京都から環境アセスメントが義務づけられていますが、対象は50,000立米。八丈島の処分場はそれより1%減の49,500立米。
ある参加者の意見です。八丈島は「最悪の選択をした」。私も同感です。
なぜ、こんなことが起きてしまうのか? 抜け道だらけの法律を官僚がつくり、政治が利権の調整機関にしか過ぎないことを示した、いまの日本ではごく当たり前になってしまった事件の一つではないかと思います。
ところで、久しぶりに取材しました。大手マスコミの姿はなかったようです。イケル「ネタ」だと思うんですがね。舞台は南海の楽園、暗躍するコンサルタント会社とゼネコン、癒着した東京都の天下り職員で事業主体の東京島嶼町村一部事務組合、そしてこの事態を招いた住民の意識。構成要素はそろっています。
しかし、現場を見ないで投げ込みの文書をもとに原稿を書いたり、まず、お役人にお話を伺う御用聞き体質のマスコミには、ちょっと無理なテーマなのかもしれませんね。