庄司家のとろろ汁 [自然]
仙台のとろろ汁を知っていますか?
昨日の日曜日、仙台へ行って参りました。毎年の正月のいちばん大事な行事です。
仙台市宮城野区の庄司家では、20年前から郷土料理の「とろろ汁」で新年会を開いています。
とろろ汁は日本独特の料理として全国各地に伝わっていますが、庄司家のとろろは、こだわりの正当派ナンバーワンといってもいいでしょう。
とろろ汁の準備は、去年の夏から始まりました。奥羽産地のブナ林がもたらす肥沃な山中に自生している自然薯を掘り出すのは、大変な作業です。
この贅沢さ、そして沢山のヒトが作り上げるとろろ汁が、実はこの郷土料理の本質的なもの・・・つまり心の部分です。
すり下ろし作業は何時間もかかります。
仙台湾のハゼの出汁でとった味噌汁の上澄みで、とろろを薄めていきます。
庄司家のとろろ汁は、大事な新年の行事ですので、酒飲みと平行して作業が進み、どの時点で味噌汁を投入するか・・・・?
庄司さんの采配を仰ぎながら進みます。
とろろ汁を復活させた庄司幸助さんは、元国会議員で引退後は、東北のブナ林、自然保護運動のリーダーとして活躍してきた方です。
参加者の方はほとんどが、長年、広い視野で自然保護運動に取り組んできた仙台のブナ林と水、自然を守る会の方々です。
とろろがこんな感じになると、OK!
写真 右は、「ほや」です。私は苦手です。
銘酒「越乃寒梅」を差し入れてくれたのは、八王子ビデオクラブの岡山さんです。( 写真の方は、事務局の秋田さん)
麦ご飯の上に、とろろ汁をかけ、ネギ、サケ、筋子などのトッピングをのせます。
しばし無言で・・・、とろろ汁をすする音だけ・・・です。
とろろ汁と銘酒で、ふか~い満足感にひたったところで、元会長で弁護士の高橋さんがハーモニカの演奏 ♪
しばし、プロ並みの演奏に聴き惚れましたが、とろろと酒そして、「ふるさと」のメロディーが心と体にしみこんでいきます。
東北の自然保護運動の取り組みは、各地の自然保護団体の活躍で大きな成果をあげた後、いま奥山から里山へと視点を移しながら、世代を旧世代から若手へとしっかり継承されているわけです。
先生 美味そうなトロロですね!
誰だか解りますか?
私もブログを始めたいと思い勉強中です。
by ウッチー (2007-01-23 20:58)