知床にハマナスの咲く頃 [自然]
早起きして知床の森へ~。あちこちでエゾシカも朝のお食事中です。
ヒグマも喜んで食べるキノコ。
林道で山菜採りの方々にあいました。
霧がでてきたウトロ港では、お祭りが始まりました。
神輿の上の飾りはもちろん「鮭」。
残念ながら知床の旅もきょうでオシマイ。
メーメーベーカリーに寄ってパンを買いました。
添加物なし、土のかまどでやきあげる自然の風味を生かした美味しいパンが売りです。
知床の岬にハマナスの咲く頃 ♫
どこからともなく、加藤登紀子の知床旅情が流れています。
行き方来し方、曲がり道ばっかしだけど、いつかこの道のようにまっすぐに昇天したいものですね。
ドングリ採取2日目 ~森の長城プロジェクト~ [自然]
ドングリ採取2日目。シラカシやスダジイなどドングリをつける木は、雑木として殆ど伐採され、都市周辺では神社やお寺など神さまや仏さまの領域にしかありません。まず、神域をお騒がせするので神様にご挨拶して始まります。
公益社団法人 「森の長城プロジェクト」のドングリ採取には、地元仙台など東北地方や東京、横浜からも大勢参加。
貸し切りバス3台で移動しつつ、土・日の2日間ひたすらドングリを集めました。
幸い、この時期には珍しく小春日和の暖かな日に恵まれ採取作業は順調。
さて使ったカメラはこのクラスでは人気、実力ピカイチのキヤノンXA25。
インタビューを含めたワンマン取材で、狭い車中や山歩きありなど手持ち撮影が多くなりそうなのでコレにしました。
ほかに0.8倍ワイコン(ズノー)、クローズアップレンズ NO.2、インタビュー用マイクはゼンハイザーMKH416K など。
落ち葉の下で冬眠しようとしていたカエルを発見!
こちらはヒキガエル?
ドングリも冬眠・・・・
同行した自然観察の専門家が、タイミングをみて野外教室。
ドングリ採取チームの移動は貸し切りバスです。車中でも、自然観察の基本を解説。
小さな世界にも実は大きな世界が広がっているんですね。
2日間のドングリ採取の最終地は仙台・青葉神社。
伊達な武将の先導でまずは神社にお参りです。
森の長城プロジェクトの理事長は元首相の細川護煕さんです。
参加者とも気さくに話しかけながら、いっしょにドングリを採取していました。
マスコミ各社にまじって細川理事長にインタビューしました。
この2年間の評価と、今後の課題についてお聞きしました。率直かつ明快に答えておられました。
閉会式は、勾当台公園前の三越デパート屋上です。
三越デパートも森の長城プロジェクトに賛同して今後も社員らと大いに協力していきたいといってました。
津波にそなえて常緑広葉樹の長城を築く壮大なプロジェクトにロマンを感じる市民や企業も増えつつあるようです。
今回の大震災でまたも露呈した縦割り行政の弊害にはもうウンザリですもんね。
課題は採取したドングリを育て植樹するまでには3年間の歳月と費用がかかることです。
森の長城プロジェクトの申し込み、詳細はこちらへ~♪
津波から命を守るドングリ採取~「森の長城プロジェクト」~ [自然]
きょうの主役はドングリ、「アラカシ」です。
ドングリを被災地の海岸に植えて津波から命を守る「森の長城プロジェクト」(公益社団法人)のドングリ採取が、宮城県岩沼市で行われることになり、カメラマンとして参加しました。
このプロジェクトは、去年、岩手・大槌町で3000本のドングリを植樹して以来、津波の被害を受けた海岸線など各地で植樹、成長した森の木で津波から命を守ろうというもの。
植樹しつつ、その一方で、地元産のドングリを採取、育苗、3年かけて植樹できるようにします。
・・・というわけで、今回はボランティアの皆さんのドングリ採取に同行。
土曜日の朝、仙台駅前を貸し切りバスで出発!
津波が襲った岩沼市の海岸では、「1000年希望の丘プロジェクト」が進行中です。
あちこちに土が盛られその土手にドングリを植樹します。
今年6月に植えた3万本のドングリはしっかり根付いていました。
自分たちが植えたドングリの成長ぶりを見るとココロが和みますね。
植樹するのは、アラカシ、シラカシ、ウラジロガシ、アカガシ、スダジイなど・・・・
木の生長を妨げる草取りです。
きょうは穏やかな海・・・・。
ドングリ採取は岩沼市金蛇水(かなへびすい)神社の境内です。
アラカシの大木があってドングリをいっぱい落とします。
採取したドングリは一ヶ月あまり水に浸して、ムシなど駆除して3ヶ月後に発芽させます。
そして、3年かかって植樹できるように育てるのです。
下の水路におちたドングリも見逃しません。ドングリ採取、2日目は 8時半スタートです。
思えば・・・
報道カメラマンしてた時、昭和天皇崩御の年に仙台へ転勤、庄司幸助(元衆議院議員)さんに遭遇したのがきっかけで、東北の自然・環境や農業をテーマに取材することになりました。 庄司さんに「元国会議員を運転手にしたのはオメエくれえだ」といわれながら白神から舟形、泉が岳など、ブナ林と保護運動をあるところをくまなく案内、学ばせてもらいました。(♫ ボクには免許がない~)
庄司さんは東北の自然保護運動を源流のブナ原生林から里山へ、市民の目線でリードしていった方です。
今回の森の長城プロジェクトは、ボクにとっては、里山まできた自然と人間との関わりを海岸線まで広げた新しい目線があり、カメラマンとしての参加ですが、ご協力させて頂くことにしました。ま~個人的ですがカメラマンとしての後半期に手がけたテーマである「源流の森から里山」が、ついにゴールの海岸線まで到達・・・といった興味もあるわけです。
夏は無人島へ行こう [自然]
この夏も八丈島へデジ研の皆さんといきますが、久しぶりに八丈島によりそう無人島・八丈小島を予定にいれました。群青の海にぽっかりと浮かぶ無人島、三角の山のてっぺんに集まる雲、夕日が八丈小島の彼方に沈むと漆黒の闇の中になにらや蠢く気配! 気のせいですかね。
ところでこの八丈島と八丈小島のあいだでまれに・・・、UFOが見られることもあるようです。複数の人から同じような目撃談がよせられ、島の新聞「南海タイムズ」にもニュースとして取り上げられました。
http://aquatrip.mydns.to/html/ufo.htm
上記の目撃は昼間の出来事で、南海タイムズの記事は夜です。
さて、今回の八丈島撮影ツアーは星の撮影です。赤道儀を使って長時間のインターバル撮影もする予定なのでひょっとしたらですよ~
ハイビジョンで記録する「八丈島の自然」 [自然]
報道カメラマンに成り立てのころ15分のネイチャー番組「自然のアルバム」を6本担当しました。
最初は16㎜フィルム、カメラはアリフレックス16、手作りのマクロレンズなどつかってカタツムリやカブトエビの産卵の撮影など苦労した記憶があります。その後、3/4からβカムになって少なくとも露出計算で苦労することはなくなりました。
2004年にHDVが登場して以来、かつてのネイチャーカメラマン魂?が復活して、八丈島の自然をハイビジョンで記録するプロジェクトをスタートさせました。7-8年撮影してきたものの、発表する機会もなく眠っておりましたが、ヒマすぎるhamaproなのでぼちぼちUtubeにこのすばらしい八丈の自然をご紹介することにしました。
協力は、プロジェクトウェーブの岩崎由美おねえさま。島のために島焼酎も飲まないでがんばっておられます。
トップバッターは、プロジェクトがスタートしてまもない2005年ごろ編集したものです。八丈島ってこんな感じ~という雰囲気をまずはお届けします。
そういうわけで、ぼちぼちではありますが・・・・・
撮りだめた中から八丈のすばらしい自然をごUtube紹介していくことにしました。
さて、8月下旬は、「八丈島・夏の星座」の撮影ツアーをやる予定です。
NEX-5でお手軽マクロ撮影 [自然]
ワンコ連れて、ソニーのデジカメ NEX-5とお散歩~♪
ケムンパス兄弟に遭遇!
愛嬌のある表情です。
クモのハーレム、小さな♂?が張り付いていました。
ワンコと散歩しつつだったので手持ち撮影しましたが、フォーカスあわせが難しいですね。
右下の黒い染みは、撮像板上にあったゴミ!
レンズ交換は慎重にしないといけませんね。
使用レンズは、ソニーαマウント50㍉マクロレンズを使っています。
トンボの羽化 [自然]
春には桜が咲く都会の小川。ワンコとの散歩コースです。
梅雨の晴れ間ですが、空気は乾燥していて気持ちのいい朝~
川沿いに置いてある発砲スチロールの箱に、羽化中のトンボを発見!
川からヤッコラサと這い上がってきたんですね。
まったく動かないのでちょっとつついてみたら、大きな眼がジロリとこちらを振り向きました。
朝日が差し込む頃、飛び立っていくようです。
近くの商店街では、昨年まで子育てしていたツバメの巣は空っぽです。
青山の事務所の窓からは、時々、ハヤブサを見かけます。
環境はかわっても、みんなみんな生きている~
クローズアップ [自然]
これから「はらぺこアオムシ」の接写です。
接写で思い出すのは、30年以上も前に、16ミリフィルムで撮影したカタツムリの赤ちゃんのコト。
かつて「自然のアルバム」という番組で撮影した1シーンです。
カメラマンに成り立ての頃、ローカル局では全国放送の番組を撮影するチャンスはあまりなく、その数少ないチャンスが自然のアルバムでした。「カブトエビ」、「かたつむり」、「トラフズク」など、自分の提案も含めて5本撮影する機会がありました。
当時は16ミリフィルムのネガ撮影でした。(一般の撮影はポジ)
最初の撮影が「大山のかたつむり」というわけです。
カタツムリの産卵です。産卵口がふくらんで小さな卵が次々に産まれます。産卵口は、槍出せ~♪ 角出せ~♪ の顔の横にあたる部分にあるので、ちょっと奇妙な感じです。
ローカル局には機材に乏しく、マクロ撮影には苦労しました。
使用カメラはアリフレックス16、レンズはニコン・100ミリマクロ+蛇腹、アリ用マウントに無理矢理セットしてつかいました。フィルムはコダクローム16ミリネガフィルム、ASA感度は100と低く、露出の計算がやっかいでした。
卵の直径は2ミリくらい。
自然番組では産卵、ふ化シーンがハイライトです。経験の浅い新米カメラマンなので大変でした。
しかし、殻を破って次々に誕生するシーンの撮影までなんとかこぎ着け、新米カメラマンの腕もワンラックアップを果たしたような気がしました。当時、カメラマンの組織は「撮影部系」と「報道系」に分かれていました。私の所属は報道系だったわけですが、自然のアルバムの撮影が認められたのか、撮影部から声がかかったので、担務変更を申請しましたが却下!されました。
産卵とふ化シーンは、会社の屋上にセットをつくっていつでもスタンバイして撮影したものです。
無事、オンエアして屋上のカタツムリ御殿のことはすっかり忘れていました。 しかし、梅雨明けのある日、悲鳴が~♪
屋上はカタツムリの赤ちゃんでいっぱになっていました。
はらぺこアオムシ [自然]
近所のスーパーで買ってきたキャベツ。このスーパーでは、栽培農家を表示して安全な作物をアピールしてこだわりの経営です。近くの東急ストアより食材は上です。
しかし、美味そうなキャベツですが、かなり虫食い状態~♪
数枚めくって見ると盛大にムシの食卓になっていたようです。
さて、犯人はまだいるのかな・・・。
いました! モンシロチョウの幼虫でしょうかねえ。
バリバリと拙宅の食料を食い荒らしています。
ムシに浸食された葉を取り去るとかなり痩せてしまいました。しかし、ムシだって食べられる安全なキャベツですね。
日本の農薬生産・使用量は、自給率が低い割には世界一です。1haあたり16㎏の農薬が投入され、農業国でもあるフランスは4㎏、アメリカは2㎏に過ぎません。10数年前に「農薬」をテーマにした番組取材をしたことがありますが、その頃より減少気味ではあるものの、日本が世界に冠たる農薬大国であることに違いはありません。番組は農薬関係の業界団体などから抗議を受けましたけどね。その背景にはお役人、農業団体、企業のもたれ合い体質があって、ほとんど状況は変わってないと思われます。
霞ヶ関で若い課長に、健康被害をもたらしている農薬の状況をどう考えるのか?インタビューしましたが、「適切に指導している」という答えでした。大過なく勤め上げ、天下りを考えていることが見え見えで笑ってしまいました。
ある意味では象徴的な「はらぺこアオムシ」がどんなチョウになるのか、育てて見ることにしました。そこのマスクしているオバサン! あなたはキャベツにムシがいたらどうします?