ＰＣＭ-EX-1 テストリポート終了 [HDV]
雑誌「ビデオα」の依頼でまとめていたＰＭＷ－ＥＸ１のテストリポート記事を、きのう未明入稿。
わたしの出身は報道カメラマン、撮影というより撮影まで含めた取材が仕事です。取材とは「提案」、「構成」、「撮影」、「編集」、「リポート」の現場マネージメントのことです。そういうわけで、どんなカメラでもとりあえず一応は使ってしまうので、テストリポートなどはあまり向いてはいないのですが、いちおう現場感覚的に撮影から編集までのワークフローを自分でやってみた上での体験的なリポートです。
さて・・・
ＰＭＷ－ＥＸ１はＨＤＶでいえば民生用のＦＸ１やＦＸ７をもとに業務用にステップアップしたカメラとは違って業務用ＸＤＣＡＭをダウンサイジングして生み出したカメラです。ＨＤＣＡＭなみの解像度をあの価格で実現したのは、まさに年末のショッキングな事件・・・といってもいいでしょう。
Ｚ１ＪやＶ１Ｊの泣き所は、夜間など低照度での撮影に弱いこと、それに引き（ワイド）画面では、映像がとかくボケ気味になってしまうことです。ＥＸ１はそうした弱点がありません。
ＬＥＤバッテリーは便利なアクセサリーですが、感度がいまいちのＦＸ７などで光量不足・・・。 しかし、高感度のＥＸ１ではゲイン１２dbで約１０メートルまではＬＥＤライトでもＯＫ、夜の取材歓迎～♪
ハンドヘルドカメラとしては史上最大の重さ？でしょうか、三脚でないとつかえねぇ～♪と考えている方もいそうですがＥＸ１でなければ撮れない映像もあります。手持ちだって大丈夫！腕力を鍛えましょう。
カメラとのつきあいはヒトと似ています。欠点があってもそれは個性なのかもしれません。否定するよりまず個性を認めて伸ばすことが大事です。イチバン大きな課題はランニングコストが高いこと！ ＨＤＣＡＭに比べるとメモリーの価格は２０倍？くらいですかねえ。
人気のアメリカＴＶ映画「２４」は、２台のカメラ（フィルム）で撮影を進めていますが、Ａカメはステディカムではなく「手持ち撮影」です。しかも、重量２０キロ！ そのカメラでドキュメンタリータッチのような臨場感を狙っているわけです。私は手持ちで被写体に迫っていくスタイルが好きなのです。
そのほかにもいろいろ・・・、詳しくはビデオα ２月号を買ってね！（２月２３日 発売です）
困った刺激ですね。
ようやくの思いでZ1Jを買ったらEX1が出て。
実は雪の中で撮影したいことがよくあるので、そのネックになるのが結露でした。回転部をもつテープレコーダをいきなり外気に晒したり不用意に室内に入れると本体もテープもえらいことになりますよね。
XDCAMでも結露の引き起こす問題はあるでしょうけれども、テープがむしばまれてしまうという心配がないのが大きなメリットに感じます。
しかもこれだけのパフォーマンスをもっているカメラだし。
・・・どうしたものかと悶々とさせられてしまいます。記事を読んだらまた一段と歯がゆくなることでしょう。う～ん。
今年もまたお邪魔に来ます、どうぞよろしくお願いします。
by なかじま (2008-01-12 16:30)
なかじまさん、どーも。
できればＥＸ－１とまもなく出るレンズ交換ＨＤＶのＺ７Ｊの２台、ＧＥＴ！したいところですね。風景などワイド映像はＥＸ１で、それ以外はＺ７Ｊで・・・・。
八丈島の野鳥などをこの１年撮影していますが、Ｚ７Ｊにαの望遠レンズをつけて撮影したい！・・・と考えています。
ことしも、新しいカメラがいろいろ出てくるので楽しみです。
by hamapro (2008-01-19 08:15)