オリビアを聴きながら [撮影]
外は台風15号で大荒れ、舞台はしっとりと小糠雨~
今回の撮影は、青山円形劇場の舞台・扉座の「オリビアを聴きながら」。
脚本・演出は横内謙介さん。
デジ研の撮影は、前回の「アトムへの伝言」につづいて2回目の撮影です。
カメラ配置は正面にPMW-500、350。
なにしろ円形なので後方、左右、キャットウオーク上にもカメラを置きました。
押さえでPOVCAM。
円形というと難しいようですが、要は役者が自分のカメラのほうを向いて演技する時にすかさず撮ればいいだけです。そのためにロングあるいはミドルショット用カメラが大事です。こちらはキヤノンXF300とXF105のセットにしました。
そういうわけでカメラは全部で8台。不足気味の技術は数でカバーするのであります。
今回はピアノも主演です。
このピアノで音楽監督をつとめた尾崎亜美さんが「悲しくてやりきれない」などを劇終了後の幕間に披露しました。
たぶん昭和49年・・・・、バリケードで封鎖された広島大学の構内で大音量で「悲しくてやりきれない」が流れ、上から火炎瓶が降ってきて市街戦さながら、報道写真家だったボクはその空の下で、ニコンF2で写真を撮っていました。「機動隊」のおじさんからは「アンタ、公安と間違えられているんだよ」なんていわれました。青空と火炎、悲しくてやりきれないの3重奏の舞台でカメラマン踊りしていたわけです。ちなみに火炎瓶に使われていたのはコーラ瓶。いちばん派手に爆発するんだと投げていた学生がいってました。
舞台「オリビアを聴きながら」を撮影しながらセピア色した思い出がよみがえりました。
午後10時過ぎ、撤収。青山・能代でささやかに打ち上げ。台風15号も衰えをみせた時間帯でしたが、例の会社のバカ社長と腰巾着ご一行が騒いでいました。
先週の取材の時はお世話になりました。「オリビア〜」の撮影お疲れさまです。きっと好い収録ができたことと存じます。
通し稽古で拝見しただけですけれど、このお芝居の完成度は高いですね。
脚本・演出の横内さん、とても素敵なお芝居を書かれます。
次回作もますます目がはなせません!!
加藤和彦さんのこの曲、私もよく聞きます。
尾崎さんのうたも是非聞きたかったです。
また次回、お声掛け戴ければ嬉しいです。
被災地の取材、お疲れさまです。
by charlie (2011-09-23 22:39)