コメと農業を考えつつ忘年会~山形~ [HDV]
土曜日の撮影セミナー修了後、山形新幹線「つばさ」で東根温泉へ~♪
山形駅着午後9時前、すでに宴たけなわというより終わっている・・・と思いつつ、出迎えの鈴木君の車で東根温泉へ。
毎年、12月第一土曜日は、「コメと農業を考える忘年会」です。
1995年
忘年会第1回は1995年。いまから10数年前のことです。1993年は、平成の大冷害。
当時、仙台~山形局に勤務していた私は、コメと農業、環境をめぐる問題を専門に取材していました。
「検証・冷害」というテーマで東北各地を取材するうちにいろんな方とあい、そうした方々と年に1回あつまって忘年会を開いてきたというわけです。
宮城教育大学 本田先生(作物学) 農業情報処理会社IBC 一ノ瀬社長
楠本先生(山形大・農業経営)と一ノ瀬社長。肩書きはいずれも当時です。
冷害に強く、旨い米は作れないのか・・・、冷害取材の一方で、典型的な中山間地農業の山形・真室川町の農業を定点取材を始めました。
地域の農業を変えた微生物資材を開発した真室川町の農家・栗田幸太郎さん。
栗田さんが開発した土壌改良材「ワーコム」を核にしたコメつくりは、地域の農業を変えていきました。子どもたちの名前をとって「ワーコム」と名付けられました。
ことしの忘年会
私が東根温泉に到着したのは午後10時ちかく、すでに宴会は終了、1年間の取り組みを報告しつつ来年を語る2次会に入っていました。
私が撮影していたビデオで、10年前の自分と再会です。いや~、みなさん若いですね。
10年前、地域の農業を変えようと熱く語った栗田さんです。栗田さんの開発した「ワーコム」は、評価も確立し、全国で使われるようになりました。
米価は10年前の半分になってしまい、とてもコメでは食えない状況になっていますが、そこをプロの技術で乗り越えられてきた方々の10年は、そのまま東北の農業そのものの歴史です。
忘年会の翌朝、後藤社長が開発した植物油燃料の車を披露しました。
燃料は天ぷら油の廃油を処理して使います。
廃油は気化温度が高いため寒冷地で使うにはバッテリーを強化し、燃料噴射装置に工夫がいります。
エンジンをかけるとマフラーから、天ぷらをあげる香りが漂って気ました。
メンバーは、(株)ランドサイエンスの遠藤CEOや、大学を退官後「定年帰農」を実践し宮城でコメ農家になった本田先生、逆境の中でしっかり自分の農業を確立しておられるプロ農家の方々、(株)ミシマの三島さんなど、いずれも、コメと農業で結ばれた方々です。
皆さんと再会を約して分かれ、天童の美女・高橋宅へ~♪ vaioにセットしたカノープスVelxus300からHDコンポーネント映像が出ない・・・というのでチェックしたら、ドライバーがインストールされていませんでした。
山形郊外にできた新しいコンセプトの「そば屋」へ~♪ 納豆餅もついてきます。
さて、コメと農業大忘年会!来年はどこで開催するか・・・、一ノ瀬さんを訪ねて宮崎でやりますかねえ。
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