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柔道とビデオ

オリンピック柔道63キロの谷本歩実選手の金メダルはすばらしい~♪

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最近のジュードーは、指導でポイント稼ぎ、返し技が多く、さながらレスリングというか、かなり見苦しい試合が多い中で、スカッと一本勝ちで決める柔道は光ります。柔道の原点です。

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谷本歩実さんの師は、平成の三四郎といわれた古賀稔彦さん、アテネオリンピックで谷本選手が優勝した時、古賀コーチに飛びつくように抱きついたシーンを思い出します。一本勝ちにこだわる柔道は古賀さんの影響ですね。

ボクも高校生の時に、柔道をやっていました。田舎のシティボーイ風?だったのですが、喧嘩に勝ちたくて柔道を始めました。悔しい思いをした宿敵!をノックアウトして目的を達しました。(邪道ですね)いちおう二段になりましたが、試合では勝った記憶があまりなく、ただ身体とココロだけは少したくましくなりました。

全盛期の古賀稔彦さんの背負い投げの切れ味は鋭く、むかし「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」といわれ110数年間不敗を誇った柔道家・木村政彦氏を思い出します。身長は二人とも170センチ前後、小柄ながら木村政彦氏は200キロのレスラーを投げ飛ばしたり、引退後もブラジルでグレイシー一家と対戦し腕をへし折る?など圧倒的な強さを誇りました。それを支えたのが圧倒的な練習量、松の大木への打ち込み練習など文春に掲載された自伝を読んだ記憶があります。

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 極真空手の大山倍達氏は「木村の全盛期ならば、ヘーシンクもルスカも3分も持たない」と言った・・・と伝えられています。ちなみにヘーシンクは、1964年の東京オリンピックで天才・神永選手を倒して外国人として初めて優勝した選手です。柔道少年だったボクはあの中継を見ていましたが、そりゃ~大ショックでした。そのヘーシンクさんは、表彰式で谷本選手に金メダルを授与していた方ですね、たぶん・・・。

そういうわけで、谷本選手の鮮やかか内股での一本勝ちを見ながら、師の古賀稔彦さんが浮かび、そしてかつての最強の柔道家・木村政彦氏のことを思い出しました。

余談ですが、私の住んでいる武蔵小杉のラーメン屋に古賀さんの色紙と写真が張ってあります。そして、先日、新幹線で古賀さんを見かけました。かつての柔道少年のなれの果て~♪としては、なぜか嬉しかったですね。

さて、柔道とビデオの関係です。

柔道の稽古は、型を中心にした打ち込みと実戦形式の乱取りがメインです。とかく、打ち込みは退屈、単調で、乱取りを一生懸命やったりしますが、柔道といわず武道の世界は型の徹底的な反復練習が基本です。

撮影の世界もそうです。基本を徹底的にマスターすることが上達の秘訣です。何年も時間とお金をかけても、基本を無視して撮りまくるだけでは腕は上がらないのです。いくら本を読んで知識を詰め込んでも、ビデオ教室で先生の話を聞いても、「師」の教えをカラダで実践していかないと進化は無理でしょう。


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