DVCPRO HD [HDV]
パナソニックのAG-HVX200,.このカメラは、ハイビジョン記録にDVCPRO HDコーデックを採用したもので、4~8GBのメモリーカード(P2)に映像を記録するのが特徴。短時間だったが使う機会があった。
これがカメラ部のP2セット状況。8GBのP2を2枚使った。約19分の撮影が可能だった。
8GB×2=16GBで19分足らずなので、テープ消費量の多いカメラマンは、メモリー代がタイヘンである。8GBで10数万円するようなので1時間撮影するカメラマンは100万円近い投資を迫られることになる。
もっとも、私が報道カメラマンとして最初に手にした取材用16ミリカメラは、100フィート3分だったので、20分近く撮影できれば、これで十分だけど・・・。
WINDOWS PCとの接続は、USB経由で行う。(MACはIEEE1394) PCとカメラを接続すると、PC側からはリムーバブルメディアとしてファイルへ直接アクセスできるようになる。しかし、高速とはいえないUSBをなぜ使うのか不明である。
P2コーデックを編集できるノンリニアPCの選択肢の一つが、カノープス REXCEED P310。定評あるEDIUS Proでハイビジョン編集可能になる。
カノープスのREXCEED P310は、P2編集を目的にした今月発売の新製品で、HDV編集と同様に快適なP2編集が可能だった。
AG-HVX200の画質もなかなかよく、カノープスPCとの組み合わせで低コストのHD編集が可能だが、なぜP2なのか?という疑問は残る。なぜなら非常にメモリーカードは高価すぎる上に、緊急時にPC側のEDIUSから直接、P2上のクリップを編集しようとしてもUSBの限界を超えられず使えない。
ならば・・といったんHDDに転送しようとしたらほぼ実時間を要する。つまり、ボクの使い方ではほとんどメリットが感じられない。P2メモリーが、大幅に価格ダウンしないとちょっと難しいカメラである。その前に、HDD内蔵を、考えた方が現実的ではないかと思った。 テープの次は、HDD、ついでメモリー?
報道カメラマンが使うHDカメラとしては、ちょっと「?」が残るが、多彩なフォーマットで記録できたりすることを考えると、CMや映画などの制作現場の低コストHDカメラ向きと思う。
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